日本人の主食米  ・柳原浩氏

hibi2tiyo2007-10-16



去る14日、張り切り稼動で、足腫れる。月、火と保冷材で冷し続けて
足の腫れと、赤紫あざがスウーッと引いてきて、好調。
月、火と2日連続でNHKテレビ放映の米に関するドキュメントを見た。
「世界でコシヒカリが作られている」「危機に立つ米農家」
副題として「あなたは日本の米を食べ続けたいですか」
     「消費も農家も激減・米産地の危機」
米を取り扱っている人のコメントで「日本人は何を食べているのだろうか
と思うほど、急激に米が売れなくなった」との悲鳴とも聞こえる言葉。
2日間とも、息が詰まるような内容のドキュメントでした。
切実なのは、アメリカ、中国でコシヒカリと同等の米が、出来るようになり
価格が3分の一ほどの値段で輸入されるとのこと。
大農家の耕作面積の比較でも、アメリカは、日本の大農家の50倍の広さ。
全てのスケールが違うのです。如何ともしがたいな〜と絶望と嘆息。
米の味だけは、日本の米に、勝るものはないと、農家でない自分でさえ
大いに自負してたのだけれど・・・・・・
日本という国の基盤をなす米が、輸入米と入れ替わってしまったら
日本は日本たりうるのだろうか?


2人のコメンテーターの内の一人内橋克人さん(経済評論家)の言葉で
「農業の持っている多面的な文化の崩壊につながる」
「農業には社会的な位置づけ、農業を守る若者を集める政策を必要とする」
全く同感で、わが意を得たような気でいくらか落ち着いたけど・・
内橋克人さんは、テレビの経済コメンテーターとして、日頃から敬意を持って
注目している。
あとの一人は、どこかの大学教授で(名前も忘れた)次のようにコメント
「日本の米については、今後野菜と捉えていく方向性ですすむしかない」と。
で、日本は今後どうなっていくのだろうかと、週明け早々から気が重い。
自分が気を重くしたからってどうなることでもないしね、と気を持ち直したり。
日本の食糧自給率は39%。この上、安いからって輸入米を使ったら
どうなるのでしょう。特に大口需要者が輸入米に変わるでしょうからね。
先進国で自給率がこの様に低い国は他に無いそうです。
日本は今や色々の意味において、先進国ではなく、発展途上国に変化してるのでは
発展途上国ならまだ未来があるけど、劣等国になっていくのではないかと不安。
自分が読み続けている、あるブログに、下記のように書いてありました。
先進国で日本ほど人権が守られない国はほかには無い。と。



先週のニュースで、二年一カ月の服役後に無実と分かり、再審で無罪の判決を
受けた柳原浩さんのコメントが、テレビで何度か放映されました。
富山県での、二件の強姦冤罪事件です。これは他の事件で逮捕された男が
富山の強姦の件も自供したので、柳原さんが無罪になったのですが・・・・
この冤罪の詳細が具体的に分かれば分かるほど、その経過の気味悪さを感じる。
上記のような件もあったので、植草一秀元教授の痴漢事件の判決にも注目した。
本日、東京地裁が懲役四月の実刑判決を下した。
被告は控訴する方針、と新聞に書いてある。


日本人の食べる米は日本が作るべき、の思い込みから開放されず、下記のことを
例えば、生活保護、年金等々を受給している人に、金額の一部を米券で支給とか
国会議員、公務員の給与の一部を米券でとか,etsで政府発行の米券を活用する
何らかの方法はないものでしょうか・・書いてて、戦後の米の配給券のことを
思い出した。
(名前も忘れた)大学教授のコメントで「これだけグローバル化された日本で
米の輸入が途絶えるということは有り得ない。どこかからか必ず入ってくる」と。
自分は心配性なのだろうか?


↑は、白磁器に硬質性絵具で花を描いて焼付けをした(ポーセリングペイント)
です。一色づつ描いてその度、焼付けをしますので一品作るのに日数が掛かります
ツルツル磁器に絵を描くのって難しいのです。
下地に、最初透明のフレッキスを塗り(硬質絵具がのり易いように)これも焼成