地まり・(5)「冤罪」(6)「暁のひかり」

hibi2tiyo2009-03-07

本日一歩も外に出ずに一日中家の中。こんなの1年に数回有り。
よってどのような空模様で外気なのかさっぱり分からんのであります。
工房?まがいの部屋を少し片付けようと朝から取り掛かったけど、途中何度も
横道にそれ(横道その1、御殿まりの地まりを2個作成、わたを丸めてその上に
白の木綿・しつけ糸等をぐるぐる0,3mm厚さ程巻いて丸めます。
これ結構大変。
↓2個作成。大きい方手芸屋さんで買えば900円します。

(横道その2、本をあるべきところに置いたりしてる途中、春夏秋冬の宿根本を
開いたが最後、色々の植物本を引っ張り出しじっとり見て楽しんで、・・で
樹脂粘土で作成中のカトレア=蘭の一種のことだと再認識したり
カトレアはカトレアだと思い込んでた節があったようで・・・しかし
地球上の人間が全て顔が違うように、膨大な花も全てそれぞれ違うもんだねえ
花の本眺めれば眺めるほど、今更ながら摩訶不思議な思いに誘われる。
でつまるところ、片付けは今のところ中途半端で夜となり本日は中止。
↓はここ1ヶ月の間に再読、再々読した藤沢周平文庫本、。

5・「冤罪」(えんざい)  再読 
昭和51年1月  青樹社文庫本  短編集9篇
昭和57年に新潮社からも発行されてる。写真は新潮社文庫本。
17.「証拠人」
18.「唆す」(そそのかす)
19.「潮田伝五郎置文」
20.「密夫の顔」
21.「十四人目の男」
22.「夜の城」
23.「臍曲がり新左」  題字の如くユーモアにあふれた短編
24.「冤罪」
25.「一顆の瓜」

↑全編下級階級の武家もの。
各編下級武士の面目躍如たるものがありなんともしみじみおかしく切ない。
再読だけど殆ど忘れていた。読むうち思い出す部分も。

6・「暁のひかり」  三読目

昭和51年3月   光風出版  短編集6編
26.「馬五郎焼身
27.「おふく」
28.「穴熊」   三読目だけど、未だ「穴熊」の題名の意味が
          分からんのであります。どなたか教えてくれませんか。
29.「冬の朝」
30.「しぶとい連中」
31.「暁のひかり」

全篇市井ものの短編集。
各編悲哀に満ち満ちてるけど、三度目読んでも面白く、胸にストンと落ちる。
悲哀に満ち満ちてるけど何故か全篇暗らあ〜〜くはないのです。
↑写真の文庫は2007年文春文庫新装版1刷。