腰痛と「風の果て」

hibi2tiyo2007-10-26


今週はじめから、自分失墜の如き毎日。去る日曜日の夕方から
なんとなく左腰に鈍痛があるなと思い、日曜日はNHK「風林火山
を見るのもソコソコにダウン。月曜日の朝から寝返りが打てない程の
腰痛。前回、左足甲、骨折の2週間程後、右腰痛で苦しんだので
同じパターンかと侮っていたところ、日を追う毎に悪くなる一方で
寝るも椅子に座るもままならず、顔洗うのさえ、10度ぐらい曲がるのが限界。
思考能力ゼロ。行動力ゼロ。食欲ゼロ。・・で、テレビNHK「ちりとてちん]で
アホの貴代美が、かっての噺家草若から、うどんをご馳走になる場面で
草若が貴代美に「人間食う物食っとけば、どおにかなる」との
関西弁を思い出しながら、食う物だけは、曲がりなりにも何とか食った。
余りの痛さに”コリャ死んだ方がましばい”と瞬間的に思ったほど。
でも、良くなると思うから瞬間的で済むのだろうけど、直らない激痛が続くと、
人間って”死んだ方がまし”と思い続けるものなのだろうか、と柄にも無く
思考したり、今現在、そのような人も世界中で沢山苦しんでるのだろうな〜と、
沈んだり・・・で、脂汗ダラダラで、昨夕方、前に行ったことのある「手もみ治療屋」
さんに行った。車のシートベルトする為、上体ねじるのに呻吟しながら・・
左腰から・脇腹・背中にかけて高熱で腫れてるとのことで冷やしながらの治療。
筋肉痛による炎症とのこと。
「安静にしないといけない」と注意されたので「年中休養、休養の連続よ」と返答。
ギックリ腰の予備軍だと言われた。「そんな脅し方ってあり?」と胸内でムッとした
・・・のよ。


自己診断としては、右足甲、骨折による変則歩き方が左腰・脇腹・背中に影響を
及ぼしたと診断・・でも考えてみるに、若けりゃ影響を受けることも無かろう・・
と反省したり。ヤッパリ、年相応をボツボツ取り入れる時期かもね。
考えてみたら、気持ちだけは30年前と変わらんもんね〜?
マ!この辺でハードルを下げる必要有りかねと思ったりしてるところ・・・
昨夜一晩中、本日1日中保冷材で冷やし続けてたら、今晩になって、
効果テキメン。椅子での座り立ちが片手で支えると、できるようになった。
明日又手もみ治療屋さんに行こう。



「風の果て」藤沢周平原作のテレビドラマの2回目が昨日放映。原作にはない
場面が、そこそこ挿入されてる。なるほど、原作どうりだと映像表現としては、少し
面白みが無いのかもね。「風林火山」にも勘助の若かりし頃のミツとの絡みは
井上靖原作には無いものね。・・で「風林火山」それなりに面白かったけど
板垣信方亡きあとから少しずつ面白くなくなり、内野聖陽びいきとゆうところで
かろうじて見続けてるけど、高齢になってきた勘助役は、内野聖陽では少し無理が
あるな〜(二枚目の甘さが払拭できず、物足りん)
それに、亀治郎演ずる武田晴信の歌舞伎調の絶妙の顔の動きも殆ど無くなったし・・
「風の果て」5日間かけて再読終了。再読になると、出場人物の全てが懐かしく
上村隼人(後、桑山又左衛門)・野瀬市之丞・杉山鹿之助(後、杉山忠兵衛)
・寺田一蔵(後、宮坂一蔵)・三矢庄六(後、藤井庄六)の境遇、人となりの中に
感情移入し、同化して、上、下巻中、最後の章「天空の声」では涙が滂沱と流れて
止まらなかった。本を読んで流れる涙が止まらないなんて珍しい。



「風の果て」の主役は内野聖陽がいいなあ、と放映発表のあった数ヶ月前は
思ったけど、主役、佐藤浩市で正解です。ね。内野聖陽は甘さが先立つ・・
と思う。
↑は、母の遺品の「皇風煎茶」の茶道具の一部。湯飲みは、ガラスに金箔を全体に
貼りこんでありますよ。今、お茶を飲みながら写真に撮ろうと、しみじみ見てたら
湯飲みの大きさも、重さもそれぞれ違ってて「フーン」と感心してるところデス。