1・(1)「暗殺の年輪」

hibi2tiyo2008-12-09


あと23日寝るとお正月。その前に天皇誕生日とクリスマス。
↑・・で気分転換に上記のチリメンキッドの飛び出しブックを引っ張り出した。
去年の12月に作った。右上ベル飾り以外は全部ちりめんで作ってます。
つらつら思うに、去年このキッドを作った頃は、世の中多少は賑やかだったような。
今年は多数の派遣社員削減や、就職内定取り消し等のニュースで胸が痛む。
派遣社員が生活している寮の明け渡し問題等のニュース見るたび気が重い。


天皇陛下が胃腸の炎症で体調を崩されている・・とのニュースが繰り返し。
ワタシでさえ、日々どんより気が重く、大口開けて笑う気分にはとてもなれない故
天皇陛下に於いておや・・・と。

政府は1日も早く具体的な手を打たなきゃ・・・
麻生さんへらへら笑ってる場合じゃないでしょう。
余りに変わりばえのない時の政府にイライラがつのる。


自分が国家の長だったらどうするか・・・職を失い住むところをなくした人達に
議員宿舎、高級官僚官舎等を2年を限度に無料で貸与。
2年を限度で食料購買限定券を、月3万円、米購買券月1万円を支給。
その他費用分を2年を限度に月3万円無利子にて貸付。
この間に過疎の地方で、米・野菜つくりに取り組んでもらう。
いずれは農業を継続していくことを希望的条件に・・・


・・・・で議員、高級官僚はどうするかって・・・
世の中如何なる状況でも彼らは高給取りゆえ、自前でアパートか
マンションでも借りて住む。
不動産屋も多少は活性化するし、家主も助かる。

以上は当方のイライラ限界の独善的戯言・・・

↑月、火曜と大さむだった故、どこにも出かけず、暖房床カーペットの上で
日がな1日中、とぐろを巻いて上記本を3周目読んだ。
(1年に1回読んだ勘定になるね)
藤沢周平さんが、昭和48年46歳の時直木賞を受賞した
1・「暗殺の年輪」 昭和48年9月 文芸春秋 刊行 藤沢周平46歳
藤沢さん受賞以前に3回候補に挙がって落選、4回目に直木賞受賞しました。

この時の選考委員下記の人たちです。
石坂洋次郎
川口松太郎
源氏鶏太
今日出海
司馬遼太郎
柴田錬三郎
松本清張
水上勉
村上元三   の九氏。・・・スゴイ顔ぶれだね。

文庫本としては昭和53年に文春から発行されてます。

表題「暗殺の年輪」の中には下記の短編が記載されてます。
1、「溟い海」(くらいうみ) 
       「富嶽三十六景」を描いた葛飾北斎が、晩年になり
       「東海道五十三次」を描いた広重の才能に対する嫉妬に苦悩する様、
        ひいては、写楽の独特の画法に感嘆・驚愕する様が書いてある。
       「溟い海」の底を覗いてるような小説。  
2、「囮」(おとり)
3、「黒い縄」
4、「暗殺の年輪」
5、「ただ一撃」

以上5編が編纂されてます。3回読んでも飽かずに面白かった。